匠ですから。

かくかくしかじか

これ!めっちゃ面白かったー。
「ママはテンパリスト」で有名な東村アキコの自伝マンガで
美大受験から駆け出しの漫画家になるまでの日々が、
彼女の絵の師匠である「先生」のことを軸に描かれています。
かくかくしかじか_d0143957_974360.jpg

なんと私、偶然にも東村アキコさんとタメだったw
同じ年に受験したから状況がものすごーくよく分かるし、
私もおじいちゃん先生が一人で教えてる小さなアトリエに通っていたから
環境もちょっと似ていて、なんかもうね、胸が痛くなるくらい
自分と重ね合わせてどんどん読んでしまった。。

狭き門である美大受験のために、休日はもちろん盆も正月もなく
アトリエに通って描きまくった高校時代。
なのに今のこの残念な画力はどうしたことだろう。爆
さらに私は自分で言うのもナンだけど
実技だけじゃなく学科の勉強もわりとがんばってたのよね。
そうやって苦労してもぐり込んだ大学なのに
ロクに授業も受けずにだらだら過ごしてしまったイタすぎる時代…。
まさに、東村アキコさんとおんなじだよ!!

美大生なんてもんは、受験から学費から画材代まで
親にさんざんぱら金を使わせときながら
社会性なんかこれっぽっちもなけりゃ
まじで自分のことしか考えてない
クソバカです。
みたいなことがこの漫画に書いてあったけど、
ハイ、まったくもってそのとーり!!私です、そのクソバカは。
この物語は東村アキコさんの物語であると同時に
自分の物語でもあるような気がしました。

ちなみにこの漫画を教えてくれた友人いわく
主人公の見た目(漫画の絵ね)も私に似てるそーです。笑

この漫画のもう一人の主人公である「先生」のように
純粋に“絵を描く人”であれないことへの後ろめたさ。
一時でも絵を描くことに取り憑かれたことのある人間なら
きっと分かるはず。
過去の自分をぶん殴ってやりたくなる気持ち。
大人になった今だから分かるいろんなこと。

久々に、とっても良い漫画に出会いました。
もちろん漫画大賞受賞したくらいなので
美術とか関係ない人にもじゅうぶん楽しめるはず。

この本を読んだら、なんだか胸がざわざわするくらい
勉強したくなった。
もう一度、真剣に絵を習いたくなりました。
いつか、叶うといいな。


。。。。
おにぎりが美大行きたいって言い出したらどうしよ。


           杞憂ですから。
かくかくしかじか_d0143957_981262.jpg


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by umigamechan | 2015-04-22 09:14 | お気に入り

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