匠ですから。

私の出産物語3 「陣痛キタ!」

母に付き添ってもらって朝9時に病院へ。
さっそく子宮口にバルーンを入れる処置。そこそこ痛かった。
その後、数時間かけてバルーンに生理食塩水を少しずつ入れて
子宮口を開いていくとのこと。
処置をしてすぐ、なんだかおなかが定期的に痛い。
「これって陣痛じゃないですよね?」と助産師さんに聞いたら
「陣痛ですよ~」と。
バルーンを入れた刺激によって、自然に陣痛が起ったとのこと。
やったー!陣痛キター!

妊娠出産に関しては本当に不思議なことがたくさんあったけど
この時の“痛みを歓迎する”という感覚が自分でもすごーーく不思議だった。
普段だったら人間だれでも痛いのは嫌だし、これからどんどん痛くなるのが
怖いはずなのに、それがうれしいって変な感じ。

日中は20分間隔くらいの陣痛。
インターバルが長いから、友達とメールやLINEで無駄話をする余裕もまだあったりして。
夕方には陣痛は4分間隔になった。
日中に破水し、夕方の内診では子宮口は3cm。
破水したらほとんどの場合、24時間以内にお産が終了するとのこと。
先生の顔も心なしか明るい(笑)。
よしよし!ちゃんとお産が進んでるんだー!
もしかしたら促進剤なしの自然な陣痛で出産できるかも!
そう思って、腹は痛いけどうれしかった。

それから長い長―い夜の始まり。
ひとりきりの孤独な闘い。
夜9時くらいに一度陣痛が遠のいちゃったりして焦ったけれど、
その後は順調に4、5分間隔。 
陣痛がやってくるたびにヨガの腹式呼吸で痛みをやりすごす。
と同時に得意の妄想炸裂。
痛みが来るたびに赤ちゃんに向かって「よし、その調子!」と励ましたりw、
子宮口が開いて赤ちゃんの頭がゆっくりゆっくり降りてきている様子を思い描いたり、
ジェリーロペスのこと考えたり(爆)。
それからなぜか、初めてひざの手術をした直後のタクの姿が何度も何度も頭に浮かんだ。
病院のゲージの中で足をぐるぐる巻きにされて、
痛み止めのせいで朦朧としながら私の顔を見てとっさに立ち上がって、
でもすぐに座り込んでしまったタクの姿。
どうしてだか分からないけれど。



by umigamechan | 2012-12-27 09:05 | おにぎり

ジャックラッセルテリアの匠とその周辺。
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